副業でWebライターの仕事をするために、「どんなスキルを身につければいいのか?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
Webライターに必要なスキルは、以下の6つです。
さらに、より収入を伸ばすためのスキルアップ術やWebライターのキャリアについても解説していきます。
Webライターとして成長していくために必要なことがわかる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
「Webライターの仕事をしたいけど、何から始めたらよいかわからない」
そんなあなたにはこちらの記事がおすすめ!
以下の内容を解説しています。
- Webライターを始める7ステップ
- 案件の探し方
- 勉強方法
これからWebライターとしてバリバリ活躍していきたいあなたは、ぜひこちらの記事を読んでみてください!
Webライターに必要な6つのスキル
Webライターには、以下6つのスキルが必要です。
いずれもWebライターの仕事を滞りなく進めるために必要なスキルなので、習得しておきましょう。
ライティングスキル
Webライターの基礎となるのが、ライティングスキルです。
基本的なライティングスキルは以下の通りです。
- 想定している読者層に合わせて最適なトーンの文章が書ける
- 誤字脱字や誤用がなく、接続詞や助詞を適切に使用できる
- 表現のレパートリーが豊富にあり、読者を飽きさせない工夫ができる
- 記事内のどこにどんな内容が書かれているのか、一目で把握できる構成を作れる
最初はとにかく一文を短くすること、結論を最初に提示することを意識してみてください。
なお、文章が苦手な人でもコツをつかめば質の高い記事を作れるようになります。
ライティングに苦手意識のある人の戦い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
基本的なPCスキル
Webライターには、PCスキルも必要です。
具体的には、以下のような操作ができるとよいでしょう。
タイピングは執筆のスピードに関わるので、できれば速い方が良いです。
といっても毎日触っていれば自然と速くなるので、無理に練習する必要はありません。
記事の納品は、Googleドキュメントやスプレッドシート(Windowsを使用している方はWordやExcel)などのツールを用いることがほとんどです。
Googleドライブやクラウドストレージ上にファイルを格納することもあるので、このような操作はできるようになっておいた方がよいでしょう。
情報収集スキル
情報収集スキルは、記事の品質を高めるために必要です。
ただ情報を集めるだけでなく、その情報が正しいかどうか精査して、取捨選択をする能力も Webライターに求められます。
情報収集の際は、信頼できる情報源からの情報を集めるように心がけましょう。
以下のような機関は情報の信頼性が高いです。
- 官公庁
- 大学や研究機関
- 企業のオウンドメディア
Webサイトだけではなく、論文や出版物などからも情報を探すようにしましょう。
また必要があれば、発信元に直接問い合わせることも大切です。
収集した情報を使用する際には、著作権について知っておく必要があります。
特に引用をするときは、以下のルールを守りましょう。
知らずに著作権を侵害してしまうと、自分ではなくクライアントに迷惑がかかります。
最悪の場合は損害賠償を請求されることもあるので、著作権については確実に理解しておきましょう。
ちなみに、著作権や納品物の欠陥、情報漏洩などの損害賠償を補償する保険もあります。
以下の2つがおすすめなので、ぜひ調べてみてください。
コミュニケーションスキル
Webライターには、コミュニケーションスキルも必要です。
以下のコツを意識すると、コミュニケーションを円滑に進められます。
これらのポイントを意識して、コミュニケーション能力を磨いていきましょう。
タスク管理スキル
タスク管理スキルも、Webライターには重要なスキルです。
以下のツールを活用して、納期に遅れないようにスケジュールを調整しましょう。
納期に遅れてしまうと、クライアントの信頼を損ないます。
場合によってはそれだけで契約終了となることもあるので、納期遅れは厳禁という意識を持ちましょう。
やむを得ない事情で納期に遅れる場合は、事前にクライアントに伝えることも大切です。
SEOのスキル
SEOのスキルも、Webライターに必要な能力のひとつです。
検索結果の順位は、サイトの集客率や売上に大きく関わります。
SEOで上位表示できるスキルは、大きなアピール材料になるでしょう。
SEOの概念を理解するのは難しいですが、最初は以下のことだけ覚えておけばOKです。
- Google検索でサイトを上位表示するための施策
- ユーザーファーストな記事
- EEATを意識したサイトを運用
SEOへの知識が深くなれば、自分のブログにも生かせます。
Webライターの仕事の幅も広がるので、ぜひ勉強してみてください。
Webライターの主な仕事内容
Webライターの主な仕事内容は以下の通りです。
具体的にどんな作業をするのかを把握して、実案件のイメージをつけましょう。
本文テキストの執筆
本文テキストの執筆は、Webライターの仕事でメインとなる部分です。
見出し構成に沿って、読みやすい文章を意識したライティングをしていきましょう。
多くの場合、納品ファイルは以下のうちどちらかを使用します。
- Googleドキュメント
- Word
僕の場合はGoogleドキュメントを使用することが多いです。
どちらを使用するかはクライアントの指示を受けましょう。
見出し構成案の作成
見出し構成案の作成をライターが行うことも多いです。
構成作りは記事の骨組みとも言える重要な部分なので、コツを掴んでおきましょう。
見出し作成のポイントは、以下の通りです。
H2見出しは広い視点、H3見出しは詳細な視点での論点にするのがポイントです。
見出しができたら、その各見出し内に記載する内容も考えます。
構成案の作成を巻き取れれば単価を上げやすいので、学習していきましょう。
画像選定・作成
画像の選定や作成も、Webライターが行う作業の一部です。
おすすめのツールは以下の2つです。
画像で直感的にわかりやすくすることは、読者のためにもなります。
文字ばかりの記事で読者を離脱させないように、画像を上手に活用しましょう。
CMS(WordPress)入稿
案件によっては、CMS(記事の管理を簡単にするためのシステム)への入稿まで行うこともあります。
WordPress入稿をするなら、以下の作業を最低限できるようになっておきましょう。
操作方法はクラシックエディタなのかテーマを使っているのかによっても異なるので、入稿を請け負う場合は事前に確認しておきましょう。
Webライターの仕事の種類
Webライターの仕事は、主に以下の3種類に分けられます。
どんな仕事をメインで行うかによって、キャリアの築き方は変わります。
自分が将来どんなライターになりたいのかを明確にして、やるべき仕事を選ぶようにしましょう。
SEOの記事作成
Webライターの仕事の多くは、SEOの記事作成です。
SEOの記事執筆では、対策するキーワードをもとに記事を執筆します。
多くの場合はクライアントから共有されたキーワードを使いますが、ライター自身でキーワードを選定することもあります。
少しずつ勉強していき、SEOに詳しくなっていきましょう。
体験談・コラムの執筆
体験談やコラムの執筆も執筆も、Webライターが行う仕事のひとつです。
単価相場はあまり高くありませんが、気軽に執筆できるのが体験談やコラム記事のいいところです。
スキマ時間を生かして副業をしたい人は、体験談やコラム記事の案件を探してみてください。
インタビュー・取材記事(書き起こし)
インタビューライティングも、Webライターが行うことのある仕事です。
インタビューや取材記事は、大きく分けると以下の2種類があります。
- ライター自身で取材に行く
- インタビューの音声から書き起こす
ある程度執筆に慣れてきたら、挑戦してみるとよいでしょう。
Webライターにおすすめのスキル5選
Webライターのスキルアップは、複数のスキルを組み合わせて相乗効果と独自性を出す方法がおすすめです。
Webライターにおすすめのスキルとして、以下の5つを紹介します。
どれかひとつでもできるようになれば、専門性がかなり上がります。
市場価値の高いライターを目指して、スキル習得に励んでみましょう。
WordPress入稿スキル
WordPress入稿スキルがあれば、単価を上げやすいのでおすすめです。
入稿作業の負担を減らせることをアピールすれば、クライアントにも喜ばれます。
ただし慣れないと操作が難しいので、普段からWordPressを触っておくとよいでしょう。
WordPressブログの始め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
こちらの記事でWordPressの始め方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
セールス・マーケティング
より高いレベルで収入を上げていくなら、セールス・マーケティングスキルを身につけるのがおすすめです。
セールスとマーケティングは似ていますが、以下のように考えるとわかりやすいでしょう。
- セールス:目の前のお客さんに直接商品・サービスを売る取り組み
- マーケティング:市場やユーザーなどの分析を行って売れる仕組みを作る取り組み
Webライターの場面で置き換えると、記事の執筆はセールスの範囲ということになります。
商品の購入を促すセールスライティングも行います。
また記事を執筆する前に想定読者を設定したり、想定読者がどんな情報を欲しがっているかを考え、記事の構成案を作ったりするのはマーケティングの領域ということになります。
目に見える形で成果を上げることで、高い評価も得やすいでしょう。
マーケティングの知識はWebライターに限らず副業・ビジネス全般に活かせるので、勉強しておくのがおすすめです。
画像編集・作成スキル
画像編集・作成スキルも、Webライターと相性のよいスキルです。
記事内で効果的に画像を使えば、読者にとっても読みやすくなります。
さらに画像編集や画像作成のスキルはWebライターの仕事に生きるだけでなく、単体のスキルとしても効果的です。
PhotoshopやCanvaなどのツールで画像編集スキルを磨くのもおすすめです。
動画編集スキル
動画編集スキルも、Webライターに活かせるスキルです。
特にYouTubeは人気のプラットフォームであり、今後も盛り上がっていくことが予想されます。
競争も激しいですが、参入のメリットは大きいと言えるでしょう。
画像編集と同様、動画編集はWebライター以外の案件を取るきっかけにもなるので、勉強してみるとよいかもしれません。
インタビュー・ヒアリングスキル
インタビューやヒアリングのスキルもWebライターが持っておくと効果的なスキルです。
案件の単価が高いので、高収入を目指せます。
人の話を上手に聞き出すのは難しいですが、だからこそ価値のあるスキルと言えます。
ヒアリングが上達してくれば、営業活動にも活かせるでしょう。
高単価ライターを目指すなら、インタビューやヒアリングを勉強するのもおすすめです。
Webライターのスキルアップ方法
Webライターのスキルアップには、5つの方法があります。
多くの人に求められるライターになるために、スキルアップの方法を学んでいきましょう。
文章のインプットをする
Webライターのスキルアップとして、まずは文章のインプットをしましょう。
文章のインプットには、2つの方法があります。
- 本を読む
- 記事を読む
読書は集中力の向上や専門知識の深掘りに効果的です。
他のWebライターやブロガーがどんな文章を書いているのか知ることで、自分の文章もブラッシュアップできます。
本や記事をたくさん読んで、良質な文章をインプットしていきましょう。
挑戦したいジャンルの記事を書いて練習する
文章の勉強をしながら、実際に記事を書くのもおすすめです。
Webライターの仕事をしたいジャンルを選んで記事を書きましょう。
効果的なジャンルの選び方は以下の通りです。
ジャンルの選び方はこちらの記事でも解説しています。
20記事〜30記事ほど執筆すれば、実績としても活用できます。
ブログやnoteで20記事〜30記事ほど書けば、記事の質がよければ上位表示も狙えるでしょう。
実績がないと案件を獲得するのは難しいので、執筆の実績を作ることが重要です。
作成した記事をプロに添削してもらう
作成した記事を添削してもらう方法も効果的です。
文章作成に詳しい人からフィードバックをもらえば、短期間で急成長できるでしょう。
記事添削サービスは、ココナラで探すのがおすすめです。
記事執筆を外注するときは、依頼する相手の実績や評判、サービス内容を確かめましょう。
評価の高い人に頼めば、満足のいく結果を得られる可能性が高くなります。
実案件をこなしながら学習する
実案件をこなすのもスキルアップになります。
クラウドソーシングを使って、実際の案件に挑戦してみましょう。
おすすめのクラウドソーシングは以下の2つです。
クラウドソーシングでは、案件に応募するときに提案文を提出します。
提案文の質によって選ばれるかが決まると言っても過言ではないので、提案文の書き方を覚えておきましょう。
こちらの記事で詳しく解説しています。
対応できる業務の幅を広げていく
対応できる業務の幅を広げていくのもスキルアップになります。
ここまで解説してきたスキルを、どれかひとつでもいいので「得意です」と言えるレベルまで高めることが大切です。
自分の強みを明確にしておけば、クライアントへの認知向上にも役立ちます。
Webライターの強みになるスキルを身につけて、「この人はこれが得意だから、依頼したい」と思ってもらえるようなライターを目指しましょう。
スキル0からフリーランスのWebライターになった過程
参考になるかわかりませんが、僕がどんな風にフリーランスとして独立するに至ったかまとめます。
ざっくり以下の流れでWebライターの活動をしてきました。
プログラミングスクールに入学
Webライターを始めることになったきっかけは、プログラミングスクールに通ったことです。
卒業後に「メディアを運営するからライターとして働きませんか」と誘われ、Webライターになりました(ZeroPlus Mediaというサイトです。Web制作を勉強している人におすすめです)。
文章スキルもSEOの知識もまったくなかったので、勉強しながら仕事をしました。
それから1年半ほど、会社員をしながらWebライターの活動を続けました。
ちなみに、僕が通っていたのは「ZeroPlus」というスクールです。
紹介記事があるのでぜひ読んでください。
ランサーズ、クラウドワークスで営業活動
プログラミングスクールのWebメディアで実績を積みつつ、クラウドソーシングでも営業をしていきました。
意識したのは以下のポイントです。
わりと脳筋なやり方をしていましたが、応募数を増やすのは大正解だったと思います。
提案文も熱量をこめて、丁寧に作ることを意識しました。
当時はZeroPlus Mediaでいくつかの記事が上位表示され始めていたので、これを実績としてアピールしました。
今はランサーズをメインのツールにしていて、「認定ランサー」に認可されています。
これが約半年ほどの期間です。
Twitterや紹介でのつながり
スクールのツテやランサーズからの案件を獲得していたものの、単価が低く稼げない時期も長かったです。
特に5月〜8月までは、まったく稼げない期間が続きました。
そこで、受注する案件に以下の条件をつけました。
- 文字単価が2円以上
- 継続契約
- レギュレーションや作業フローが自分に合っている
ひたすら条件に合う案件の募集を探しては応募を繰り返したところ、Twitterや紹介での案件も増えてきました。
紹介などで直接契約できれば、クラウドソーシングのように手数料を取られないのが大きいです。
まとめ
Webライターに必要なスキルは、以下の通りです。
これらのスキルは必要最低限、つまり「できて当たり前」のスキルです。
とはいえ、社会人としての常識があれば通用するものばかりなので、そこまで気負う必要はありません。
ただし、より高い単価の案件を狙うのなら、強みになるスキルも身につける必要があります。
「副業で収入を増やしていきたい」「フリーランスになりたいなどの目標がある」などの方は、スキルアップを意識して学習していくことが大切です。
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