ランサーズで案件を獲得するためには、提案文が必須です。この提案文の書き方次第で、クライアントに選ばれる確率を上げることができます。
しかし、提案文の正しい書き方知っておかないと、逆に選考落ちの原因となってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、ランサーズでの提案文の書き方を解説します。
提案文の効果を上げるためのコツやNG提案文の例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ランサーズの提案文テンプレート
まずは、僕が普段使っている提案文のフォーマットを、テンプレートとして配布します。
あくまでも僕が普段使っているフォーマットに過ぎないので、参考程度に留めておいてください。
初めまして、〇〇と申します。
△△ジャンルの執筆案件とのことで、大変興味があり、応募いたしました。
△△は以前仕事で経験したことのあるジャンルなので、その知見を活かして、お力添えさせていただきたいと考えております。
以下に、私の経歴や実績を提示いたします。
■経歴
(職歴や活動の内容を記載)※以下の経歴は例です
2020年〜●月 営業スタッフ
2021年〜●月 アパレル販売員
2021年〜●●月 Webライターとして活動開始
2021年〜●●月 営業事務
2022年〜●月 フリーランスのWebライターとして独立
■実績
執筆実績は以下のとおりです。
〇〇(サイト名)での執筆
(記事タイトル、URLを記載)
(SEOで上位表示した記事がある場合は、キーワードと検索順位も提示)
〇〇(サイト名)での執筆
(記事タイトル、URLを記載)
その他40記事ほど執筆経験あり
※クライアントより実績利用の許可はいただいております。
■稼働時間・執筆本数
平日9時〜18時まで稼働しております。基本的に即レス可能ですが、18時以降は返信が遅くなる場合がございますので、ご了承ください。土日は稼働しておりませんが、連絡自体は可能です。なお、返信は遅くとも24時間以内にいたします。
1ヶ月の執筆本数は10本程度を想定しております。契約していただけた場合、タスクに余裕があれば増量も対応いたします。
■得意なこと・PR
私は学生時代に▲▲の資格を取得したことがあり、その時の知識が今回の執筆に活かせると考えております。また、SEO的な観点からGoogleで上位に表示させるための記事執筆も得意です。
読者の心に刺さる記事をお求めであれば、ぜひ私にご用命ください。
何卒、ご検討のほどよろしくお願いいたします!
そのまま使用せず、経歴や実績などのところを変更して使ってくださいね。
この提案文は、重要なポイントを押さえつつ、自分の持つスキルを端的に伝えられる内容になっています。
実際にこのフォーマットを使うようにしてから、当選してもらえることが増えました。
次の項目からは、細かなポイントについて解説していきます。
ランサーズの提案文に記載すべき内容
まずは、提案文に最低限記載すべき内容を把握しておきましょう。
提案文には、以下の内容を入れるようにすると、クライアントにあなたの信頼性やスキルをアピールしやすくなります。
上記の要素の中で、特に重要なのは「返信速度」「執筆可能な本数」です。
この2つは、スキルよりも信頼性に関わる部分です。クラウドソーシングでは、スキル面よりも「ちゃんと仕事をしてくれるのか」「連絡は丁寧なのか」をよく見られます。
そのため、実績を数多く提示することよりも、コミュニケーションの取りやすさや対応できる時間の多さなどでアピールするとよいでしょう。
ランサーズの提案文を書くときの3つのポイント
ランサーズの提案文を書くときは、以下の3つのポイントを意識しましょう。
指定された内容は絶対に入れる
クライアントから指定のあった内容は、絶対に入れるようにしましょう。
例えば、以下のような指定が応募文に書いてあることがあります。
以下のフォーマットをコピーして提案文に記載してください。
■名前
■経歴
■今までの実績(今回の募集に関係のあるジャンルに限ります。)
■1週間の稼働時間
■1ヶ月に執筆可能な本数
■自己PR
このような場合は、応募文のフォーマットをそのままコピーして使用しましょう。
上記の内容を記載しないと、「この人は指示を守れない」と判断されてしまいかねないからです。
返信速度・稼働時間を記載する
メッセージへの返信速度や稼働時間については、できる限り具体的に記載するとよいでしょう。
案件に取り掛かれる時間を提示することで、信頼性が増すからです。
クラウドソーシングではお互いの顔が見えないため、クライアントはワーカー選びを慎重に行っています。
そのような心理状態にあるクライアントを安心させつつ、自分に興味を持ってもらうためには、提案文に返信にかかる時間、稼働時間を記載するのが効果的です。
即レスが可能なら、それだけで他のワーカーとの差別化になります。
連絡のつきやすさも意識しつつ、クライアントにアピールしていきましょう。
実績は細かく、丁寧に記載する
提案文で実績をアピールするなら、できる限り細かく丁寧に記載しましょう。
具体的には、以下のことを書くとクライアントに実力が伝わりやすいです。
上記のことを書いておけば、クライアントはあなたがどんな価値観を持って、スキル的に十分なレベルにあるのかを簡単に知ることができます。
ただ単に「こういうジャンルで、何本執筆しました」というだけでは物足りないので、ぜひ上記を意識してみてください。
ランサーズで案件を獲得するためには、実績が重要です。しかし、未経験の場合は実績を作りたくても作れない状況にあることも珍しくありません。
Webライターとしての実績を作るなら、ブログを始めるのがおすすめです。記事を作成した経験は、ランサーズにおいても強みになるでしょう。
ブログを作ってみたい人は、こちらの記事を参考にしてください。どんなに慣れていない方でも1時間あればブログの開設は終わります。
【ConoHa Wing】WordPressブログの始め方を解説
ランサーズで案件を獲得するなら提案文にこだわるべき3つの理由
ランサーズで案件を取りたいなら、提案文に力を入れましょう。
その理由は、以下の3つです。
提案文で信用が伝わるから
提案文の役割は、スキルをアピールするだけにとどまりません。
自分がどのような人物で、何を得意としているのか、どのくらい仕事ができるのかをクライアントに伝える役割も持っています。
そのため、提案文を雑に書いてしまうと、あなたの人柄やスキルが十分に伝わりません。
本当はクライアントに貢献できる実力があるのに、それを伝えられないままスルーされてしまうのはもったいないことです。
自分のスキルと人柄をアピールするためにも、提案文は力を入れて丁寧に書きましょう。
提案文の質=仕事の質と捉えられるから
提案文にこだわるべきもうひとつの理由は、提案文の質は仕事の質だと捉えるクライアントもいるからです。
提案文で見られるのは、スキルや人柄などのような内容面だけではありません。
誤字脱字はないか、指定した内容をきちんと反映しているか、条件にマッチするかなど、様々な視点から提案文を読み込み、もっとも期待できるワーカーを選ぶのがクライアント側の作業です。
そのため、提案文は慎重に、丁寧に書く必要があります。
数少ないワーカーの枠を勝ち取り、案件を獲得するためには、丁寧に提案文を書くことを心がけましょう。
ランサーズの提案文NG例
ランサーズの提案文を書くときに、やってはいけないことを認識しておきましょう。
NGな提案文の例は以下の通りです。
初心者・未経験者アピールをしている
提案文には、「初心者ですががんばります!」「未経験なので勉強させてください」などの文言を入れるのはNGです。
クライアントからすれば、経験者が欲しいのが本音です。
そのため提案文に「初心者」「未経験者」などと書いてあると、敬遠されてしまうかもしれません。
経歴が浅い、実力がないことはなんのアピールにもならないので、やらないようにしましょう。
案件に関係ない実績をアピールしている
案件に関係ない実績をアピールするのもNGです。
例えば、金融系の案件に送る提案文に美容系ジャンルの実績を送っても、あまり意味がありません。
そればかりか、「この人本当に大丈夫?」とクライアントに思われてしまう可能性もあります。
執筆経験がなくても、案件に関係する経験があれば十分なアピールができるので、あなたのこれまでの経験から活かせそうな知識見つけてみてください。
クライアントの要望に沿っていない
クライアントの要望に沿っていない提案文を送ってしまったら、それだけで案件を獲得できる可能性は無くなります。
クラウドソーシングでのやりとりは、顔が見えない分、信用面はシビアです。
そのため、提案文についてクライアントから指定がある場合は絶対に守るようにしましょう。
ランサーズで案件を取るために提案文以外の重要ポイント
ランサーズで案件を取るためには、提案文以外にも重要な要素が存在します。
それは、以下の3つの要素です。
レギュラーランク以上を獲得する
ランサーズは、以下のようなランク分けがあります。
この中で、まずはレギュラーランクを目指しましょう。
レギュラーランクになる条件は以下の通りです。
レギュラーランクになる条件
- 表示名を登録する
- プロフィール写真を登録する
- 自己紹介を300文字以上登録する
- ビジネス経験 (非公開を除く)、資格のうち1つ以上登録する
- スキル、スキルセット、ポートフォリオ、パッケージのうち1つ以上登録する
- 本人確認を認証する
- 機密保持確認を認証する
- 電話確認を認証する
- 1ヶ月以内にログインしている
特に難しい条件はないので、提案を送る前に最低限これだけは済ませておきましょう。
このランクは高くなるほど、クライアントに注目してもらえる確率が高くなります。
認定ランサーともなれば、実績・信頼性を十分にアピールできるでしょう。
ちなみに僕も認定ランサーになってから、明らかに仕事をもらえる確率が上がりましたよ!
プロフィールを充実させる
プロフィールを充実させることも、案件獲得のためには大切です。
プロフィールに書く内容は提案文に書く内容とほぼ同じですが、プロフィールの方が細かく自分の情報を伝えられます。
そのため、プロフィールの情報があまりにも少ないと、クライアントから選ばれない可能性もあります。
ほんの少し時間をかければ作れるものなので、プロフィールを作る手間は惜しまないようにしましょう。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオも案件獲得のために重要な要素です。
ポートフォリオとは、今までの実績やスキルをまとめた経歴書のようなものだと思えばわかりやすいでしょう。
こちらも提案文の内容とよく似ていますが、実績提示のためにポートフォリオの提出を求められることがあります。
クラウドソーシングの案件以外にもポートフォリオはよく使うので、この機会に作ってみるのがおすすめです。
まとめ
ランサーズの提案文は、以下のことに注意して作りましょう。
初心者・未経験者アピールはしないように心がけ、クライアントの要望には確実に応えることが重要です。
提案文を作る以外にも、ランクやプロフィール、ポートフォリオなどを充実させるようにしていきましょう。
「何件も応募しているのに、全然選ばれない...」という方は、提案文以外の部分に原因があるかもしれません。
こちらの記事で提案通過率を上げるための方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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