請求書の先払いをするなら、「ファクタリング」という方法がおすすめです。
ファクタリングを行う会社に請求書を買い取ってもらうことで、振り込み日まで待つことなく報酬を獲得できるサービスです。
フリーランスの資金管理としても便利な方法なので、ぜひ覚えていってください。
ファクタリングで請求書を先払いするメリット
ファクタリングを使って請求書を先払いすると、以下のようなメリットがあります。
それぞれ解説します。
即日で現金が手に入る
最大のメリットは、即日で現金が手に入ることです。
フリーランスの方だと、「報酬の支払日が翌月末で、今月がかなり厳しい」というときにも役立ちます。
このように、ファクタリングは資金調達手段のひとつとしてもおすすめです。
報酬未払いのリスクを防げる
報酬未払いのリスクを防げるのも、請求書先払いのメリットです。
クライアントが振り込みを忘れた場合でも、慌てることはありません。
ただし、注意点がふたつあります。
報酬を確実に受け取るという意味でも、ファクタリングは便利なサービスです。
融資を受ける必要がない
ファクタリングのさらなるメリットは、融資を受ける必要がないことです。
借金を作らずに済むのは、安心感も大きいのではないでしょうか。
資金調達が必要なら、融資を受ける前にファクタリングの利用を検討してみてはいかがでしょう。
ファクタリングによる請求書先払いの注意点
ファクタリングには、いくつか注意点が存在します。
知らずにいると損をしてしまうので、これらの注意点を把握しておきましょう。
手数料がかかる
ファクタリングには手数料がかかります。
手数料は請求額から差し引かれるので、実際に受け取れる報酬額は少し目減りします。
ファクタリングの手数料相場
手数料は2%〜10%
取引の額によっても適用される手数料率が異なるので、利用前に確認しておきましょう。
サービスによっては利用回数で手数料が減額されることもあるので、要チェックです。
取引先に知られるリスクがある
ファクタリングをしたことを、取引先に知られるリスクもあります。
特に気をつければならないのは、ファクタリングの形態の違いです。
主なファクタリングの形態は2種類あります。
2社間ファクタリングの場合、取引先が直接ファクタリング会社に請求額を支払う流れとなります。
そのため取引先に知られたくない場合は、3社間ファクタリングを使うようにしましょう。
ただし3社間ファクタリングでも、報酬の支払いに遅延があると取引先に連絡が行くことがあります。
サービスの登録手続きが必要
請求書の先払いをするためには、ファクタリング会社に取引先の情報を伝える必要があります。
登録時には、最低限次の情報が必須です。
手続き自体は簡単ですが、ファクタリングの審査は少し面倒です。
後述しますが、色々と書類を揃える必要があるので初回はかなり手間取るでしょう。
とはいえ、2回目以降は手続きも簡単になるので、そこまで気負う必要はありません。
審査に時間がかかることがある
ファクタリングの審査は、初回だと時間がかかることがあります。
申し込みの際には、エビデンスとして以下の書類が必要です。
書類を集めるのが面倒ですが、提出さえできれば審査自体はその日のうちに終わる場合がほとんどです。
上記のあらかじめ準備しておけば、スムーズに進められるでしょう。
悪質な業者が存在する
ファクタリング会社の中には、悪質な業者がファクタリングを隠れ蓑にしている場合もあります。
悪質業者の見抜き方は、以下の通りです。
金融庁のホームページでも注意喚起されているので、こちらも参考にするとよいでしょう。
フリーランス向け請求書先払いサービスの選び方
フリーランス向け請求書先払いサービスの選び方は、以下の通りです。
信頼できる業者が提供しているサービスを選ぶ
まずは信頼できる業者かどうかを確かめましょう。
信頼性を高めるためのチェックポイントは以下の通りです。
お金に関することだからこそ、会社の信頼性は入念に確認しておかなくてはなりません。
もし悪質な業者に当たってしまったら、あなただけではなく取引先の会社にも迷惑がかかる可能性があります。
ファクタリングを利用する際は、信頼できる業者が提供しているサービスを選びましょう。
フリーランスを対象しているサービスを選ぶ
フリーランスの方がファクタリングを活用するなら、フリーランスを対象としているサービスを選びましょう。
ファクタリング会社によっては法人格のみを対象としていることがあるので、その場合はフリーランス・個人事業主だと利用できません。
フリーランス・個人事業主の方は、自分が利用できる対象なのかどうかを事前に確認しておきましょう。
買取可能額の下限がないサービスを選ぶ
買取可能額の下限がないサービスを選ぶこともポイントのひとつです。
会社によっては、買取可能額に上限・下限が設定されていることも珍しくありません。
収入が多くないフリーランスの場合、数千円単位の請求を先払いしたいこともあるでしょう。
そのような時のために、売掛金の下限を設けていない会社を選ぶのがおすすめです。
請求書先払いサービスを利用するときの流れ
請求書先払いサービスを利用する時の流れは以下の通りです。
サービスに登録・口座開設
おすすめのフリーランス向けファクタリング会社は以下の3つです。
会員登録の際には、現住所が記載された公的身分証(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。
会員登録が済んだら、ファクタリングを申し込めます。
なお、ファクタリングの申し込みには専用口座の開設が必要です。
取引先に送る請求書の振り込み口座には、ここで開設した口座を指定しましょう。
ファクタリング申し込み
仕事をして請求書を作成したら、先払いを利用したいときにファクタリングを申し込みましょう。
取引先に提出した請求書は、ファクタリング会社のサービスページにアップロードします。
ページ内のフォームに必要事項を入力・送信すれば、申し込みは完了です。
その後、請求書や受領確認メールなどのエビデンスを提出して、審査に進みます。
審査・振り込み
ファクタリングの審査は、申し込みの際に送信した内容をもとに行われます。
審査結果は登録のメールアドレス宛に届き、無事に審査を通過すれば登録した口座に買取代金が振り込まれます。
請求日に取引先がファクタリング会社の口座に振り込めば、一連の振り込み手続きは終了です。
フリーランスの請求書先払いサービスならフリーナンスがおすすめ
ここまで、請求書を先払いできる「ファクタリング」というサービスについて解説してきました。
ファクタリングを行っている会社は多数ありますが、個人的なおすすめはGMOクリエイターズが運営する「フリーナンス」というサービスです。
フリーナンスの基本情報 | |
ファクタリング形態 | 2社間 「FREENANCE ともだち」で提携している企業の売掛金は3社間 |
対象 | 個人(フリーランス含む)、法人 |
手数料率 | 3%〜10% |
買取可能額 | 1万円〜1,000万円 |
審査スピード | 最短当日 |
オンライン対応 | 可能 |
ファクタリング審査の必要書類 |
請求書 |
公式サイトURL | https://freenance.net/sokujitsu |
僕は実際にフリーナンスを利用していますが、使いやすさの面でかなり優れていると感じました。
というのも、フリーナンスはランサーズやクラウドワークスといったサービスと提携しているのです。
僕は普段ランサーズからライティング案件を受注していることが多いので、面倒な手続きをせずともすぐに報酬を現金化できるのはありがたいことです。
手数料もそれほど高くないので、資金管理もしやすくなりました。
また、フリーナンスに無料会員登録をすると、損害賠償保険の基本プランである「あんしん保証basic」に加入できます。
万が一業務上の事故や損害が発生してしまったときに、最大5,000万円まで保証してくれる保証プランです。
さらに上位の補償をしてくれるプランも用意されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
フリーランスの請求書は、ファクタリング(請求書の債権買取)をすることによって先払いが可能です。
ファクタリングには、以下のようなメリットがあります。
ファクタリングを使う際は、請求額から手数料が差し引かれることや、悪質な業者が紛れていることなどに注意しましょう。
それさえ気をつければ、資金調達の選択肢が広がるでしょう。
請求書の即日払いをするなら、「フリーナンス」がおすすめです。
下のリンクから口座開設に進めるので、ファクタリングを利用したい方はご活用ください。
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