Webライターの案件探しには、クラウドソーシングがおすすめです。
しかし、「たくさん応募しているのに、提案が全然通らない...」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、クラウドソーシングでWebライターの案件を獲得するコツを解説します。
僕のフリーランスとしての知見も交えているので、ぜひ参考にしてください。
Webライターとはそもそもどんな仕事か知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
クラウドソーシングで提案する時の3つのポイント
クラウドソーシングで案件に提案する時のポイントは、以下の3つです。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングに登録したあと、最初にやることはプロフィールを充実させることです。
プロフィールには、以下の情報を盛り込みましょう。
プロフィールを作りこむことで、どんなスキルがあるのかをアピールできます。
クライアント(依頼主)にとって、募集する人の情報は重要です。
あなたの得意ジャンルや経歴をわかってもらうために、プロフィールを充実させましょう。
募集文をよく読む
応募するときに重要なのは、募集文をしっかり読み込むことです。
以下の事項は、特によく確認しましょう。
上記の情報が募集文に書いてあったら、フォーマットをコピペして提案文に記載しましょう。
依頼主が指定した情報を記載しないのは、信用面で大きくマイナスです。
「この人は指示をちゃんと守れる人だ」と思ってもらえるよう、募集文にはしっかり目を通しておきましょう。
提案文を作り込む
募集要項をよく確認したら、提案を送ります。
提案文に書く内容は以下のとおり。
特に、稼働時間と返信の速さは絶対に書いておくべきです。
クラウドソーシングは副業で行っている人も多く、作業に取りかかれる時間が差別化となるからです。
また、「返信は1時間以内にします」「遅くても24時間以内には返信します」など、
連絡がつきやすいタイミングを記載しておくと信頼してもらいすいでしょう。
ポイントは、「信用できる人かどうか」を見せること!
クラウドソーシングでの取引は顔が見えない分、信用面がシビアです。
逆に言えば、クライアントに「この人は信頼できる!」と思ってもらうことで、受注率を高められます。
クラウドソーシングでの提案通過率をさらに高める方法
クラウドソーシングでの受注率を高めるには、以下の方法があります。
通話での打ち合わせを提案する
提案を送る際に、ビデオ通話での打ち合わせを提案するのもおすすめです。
文章だけのやりとりは、顔が見えないため不安を感じるクライアントも多くいるからです。
ただし、契約の前にZoomやTeamsでクライアントと直接やりとりをするのは控えましょう。
ランサーズやクラウドワークスには、ビデオ通話が機能が搭載されています。
これらの機能を上手に使って、クライアントに注目してもらえるようにしていきましょう。
足あとをつけたクライアントに直接提案する
足あとをつけたクライアントに直接提案することもおすすめの方法です。
足あととは、プロフィールやパッケージにアクセスしたことのある履歴のこと。
あなたのプロフィールを見にくる人は、あなたの仕事に興味を抱いている状態です。
そのため、こちらから提案すれば、高い確率で反応をもらえるでしょう。
足あとをつけたクライアントがいたら、すぐにメッセージを送りましょう。
仕事内容の範囲を多くする
仕事の内容の範囲を多くして提案することも、受注率をあげられる方法の一つです。
例えば、記事執筆の仕事は以下のようなスキルと関連が深いです。
上記の仕事も行うことをアピールすれば、提案が通過しやすくなります。
クラウソーシングで提案が通らない原因
「たくさん応募してるのに、全然提案が通らない...」
そんな方には、以下のような原因が考えられます。
そもそも提案数が少ない
クラウドソーシングで提案がなかなか通らない人は、そもそも提案数が少ないかもしれません。
この記事では提案通過率を上げるためのコツを解説してきましたが、あくまで「通りやすくする」ためのもの。
基本的には、提案は通らないものと考えた方がよいでしょう。
そのため、案件を獲得するためには、ある程度提案の数を増やす必要があります。
目安の応募数は、10件〜20件ほど応募しましょう。
それ以上増やすのはあまり意味がないので、20本提案しても通らない時は、別の原因を見直すべきです。
実績が少ない
実績が少ないことも、提案が通らない原因と考えられます。
しかし、これからWebライターを目指す方で、実績がないことも多いでしょう。
実績がない人は、まず実績を作りましょう。
Webライターとしての実績づくりにおすすめなのが、ブログやnoteで記事を書くこと。
特にブログは、本気で取り組めば以下のようなスキルが身につきます。
また、ブログから収入を発生させることもできるようになるので、Webライターを目指す方はぜひブログにも取り組んでみましょう。
「ブログを立ち上げたい!」という方はこちら。
募集文をよく読んでいない
提案が通らない原因の一つに、募集文をよく読んでいないことがあります。
クライアントが求める通りの提案文を書かないと、「この人は指示を守れない人だ」と判断されてしまいます。
また、求めるレベルがプロや経験者なのに応募してしまっていることも、提案が通過しない原因です。
このようなクライアントとのミスマッチを防ぐためにも、募集文をきちんと確認しましょう。
募集文にクライアントが入れてほしい情報を書いている場合、コピペするのが確実です。
稼働時間が少ない
稼働時間が少ないことも、提案が通らない原因の一つです。
ライティングの案件には納期があり、作業時間を確保できる人が優遇される傾向にあります。
特に副業で行なっている人は、どうしても仕事が終わった後の数時間や休日しか稼働できません。
作業時間があまり確保できない方の場合は、以下のことをアピールするとよいでしょう。
- 納期までのスケジュールの共有
- 進捗報告を随時行うこと
きちんと納期までに作業が完了することを、クライアントに伝えるのが大切です。
初心者・未経験アピールをしている
提案が通らない初心者に多いのが、「初心者です」「未経験です」「やる気だけはあります」などの内容を入れること。
これらのアピールはすべてNGです。
なぜなら、自ら「初心者です」と言ってしまうと提案通過の可能性を狭めてしまうことになるからです。
仕事をする以上、経験にかかわらずプロとして見なされます。
あなたが未経験かどうかはクライアントにとっては関係ありません。
案件に応募することは、仕事をして報酬をもらう契約を申し出ること。
初めてのお仕事は怖いかもしれませんが、プロとして仕事をする意識は忘れないようにしましょう。
クラウドソーシングで案件を獲得する時の注意点
クラウドソーシングは案件探しに便利なサービスですが、正しく利用しないとトラブルを招く恐れがあります。
案件を受けたときに注意すべきことをまとめたので、参考にしてください。
仮払い確認後に作業を開始する
初案件を獲得したときの嬉しさは、たまらないものでしょう。
しかし、仕事を受注したからと言って、すぐに仕事をしてはいけません。
必ず、クライアントが仮払いをしてから仕事を始めましょう。
仮払いとは、仕事の開始前にクラウドソーシング側が一度代金を預かる仕組みのこと。
「仕事をしたのに報酬が支払われない」というトラブルを防ぐためのものです。
このようなトラブルを防ぐために、クラウドソーシングでの仕事の流れを把握しておきましょう。
クラウドソーシングでの案件の流れは以下の通りです。
無報酬で納品物を持ち逃げされないように、作業は仮払い後に行うようにしましょう。
直接契約は受けない
クラウドソーシングを利用していると、クライアントから直接契約を持ちかけられることがあります。
クラウドソーシングを介さない契約は手数料がかからないことが魅力的ですが、基本的には受けないようにしましょう。
理由は主に以下の2つです。
- トラブルの際に守ってくれる人がいない
- クラウドソーシングの利用規約違反となる
クラウドソーシングを利用することは、支払いに関するリスクの対策という意味もあります。
余計なトラブルを起こさないためにも、直接契約は控えるようにしましょう。
実績公開はクライアントの許可をとってから
提案通過のために、実績提示は非常に大事です。
しかし、実績として利用する前に、クライアントの許可を必ず取っておきましょう。
クラウドソーシングの案件では、NDA(秘密保持契約)を結ぶことがほとんどです。
そのため、勝手に他の案件の記事を実績として提出した場合、契約違反にあたる恐れがあります。
実績利用の前に、クライアントの許可を忘れずにもらうようにしましょう。
クラウドソーシングで避けるべき案件
クラウドソーシングは案件探しに便利ですが、避けるべき案件も存在します。
以下のような案件は、基本的に避けるべきでしょう。
テストライティングの報酬が安すぎる
テストライティグの報酬が安すぎる、または報酬なしの案件は受けないようにしましょう。
その理由は以下の2つ。
- 本契約まで進む可能性が低いから
- 創作物への敬意がないと考えられるから
例えば、クラウドソーシングでは、「本契約で文字単価3円、テストライティングは一律500円」のような募集を数多く見かけます。
このような案件は、高単価で募集を集めて、テストライティングの安い価格で記事を書かせるという狙いもあるようです。
すべてのクライアントがそうとは限りませんが、わざわざリスクのある相手を選ぶ必要はありません。
それに、テストだとしても、記事は創作物です。
創作物へのリスペクトがない相手とは、契約しても辛い思いをすることになるかもしれません。
以上の理由から、テストライティングの報酬が発生しない案件は避けるべきです。
レギュレーションが多すぎる
提案を通過しても、レギュレーションが多すぎる案件は避けるべきです。
レギュレーションとは、文体や表現の禁止事項など、執筆ルールをまとめたもの。
サイト全体での書き方を統一するために必要なものですが、多すぎるとレギュレーションの確認だけで消耗してしまいます。
レギュレーションチェックで執筆時間が圧迫されてしまう場合は、断る勇気を持ちましょう。
納期が短すぎる
納期が短すぎる案件も受けるべきではありません。
例えば1万文字程度のボリュームで、発注から1日で納品して欲しいなどの場合。
実績が少ない、経験値も浅い方は相当しんどい状態になってしまううえ、クオリティが低ければ当然評価は下がります。
無理に受ける必要はないでしょう。
もちろん、納期までに確実に間に合うなら受注しても問題ありません。
クラウドソーシングは稼げる?実際に使ってみた感想
ここからは、僕がクラウドソーシングで案件を獲得できるようになった時の話を書いていきます。
今でこそランサーズの認定ランサー、フリーランスのWebライターとして活動している僕ですが、最初は本当に苦労しました...。
同じように悩んでいるライターの方も少なくないと思うので、ぜひ参考にしてください。
少しずつやればだんだん稼げる
「クラウドソーシングは稼げない」というイメージを持っているかもしれませんが、
少しづつやっていけばだんだん稼げるようになっていきます。
僕も最初は副業からのスタートで、月10,000円も稼げることは滅多にありませんでした。
それでも、少しづつ実績を積んでいくと、依頼も増えてそれなりに収入を確保できるようになりました。
ただし、稼げるようになるまでは、相当な時間がかかることは覚悟しておきましょう。
実績を作るまでが超大変
実績がないと、どうしても案件の獲得は難しいです。
これには僕も本当に苦労しました...。
僕のライター活動の始まりは、元々通っていたプログラミングスクールのメディアサイトの運営にライターとして参加したことです。
それでも、クラウドソーシングで案件を獲得したことがなかったので、提案の通過率はあまり高くありませんでした。
この記事で紹介したように、実績に加えて「稼働時間」「返信の速さ」を提案文に入れるようにしたら、少しずつですが返事をいただけるようになりました。
スケジュール管理は必須
当然といえば当然のことですが、案件をやる以上、スケジュール管理は必須です。
僕が案件を獲得し始めたのは、まだ会社員だった頃のことです。
副業でやっているので、納期に追われる生活をしていたし、遅れてしまうことも何度もありました。
しかし、これでは評価は上がりません。
副業で案件をやる場合も、納期までに間に合う作業のスケジュールを立てることが大切です。
フリーランスになってからは意外と案件を獲得しやすい
意外だったのが、専業のフリーランスになってから多くの依頼が来たことです。
もちろん応募もしましたが、今受けている案件のほどんどがクライアントから声をかけてもらった案件です。
案件の確保がフリーランスとして生活するうえでの一番の課題だと思っていたので、案件が途切れないことは本当に意外でした。
おそらく、フリーランスになったことで作業時間が確保でき、信頼されやすくなったのでしょう。
スキル的な面よりも、「きちんと仕事ができるか」「連絡はつくのか」などの部分が重要だと感じました。
まとめ
クラウドソーシングの提案を通過させるポイントは以下の3つ。
自分のスキルや信頼できる人柄をアピールして、案件を獲得できるように頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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