今回の記事では、Webライターは本当に稼げないのか、なぜ稼げないと言われているのかを解説します。この記事を読んでWebライターの実際を知って、Webライターに興味を持つ人が増えてくれれば嬉しいです。
Webライターは稼げない?統計データを用いて解説
結論から言って、副業でWebライターをやって稼ぐ難易度はかなり高いです。
しかし、稼げない副業ではないことを認識しておきましょう。
日本におけるWebライターの平均年収は、各求人サイトで以下のとおりとされています。
つまり日本のWebライターの年収は、だいたい400万円〜500万円くらいであることがわかります。日本人全体の年収と同じくらいですね。
次に年収層ごとの割合をみてみましょう。
年収 | 割合 |
---|---|
200万円未満 | 32.0% |
200万円〜400万円 | 26.9% |
400万円〜600万円 | 21.5% |
600万円〜800万円 | 8.2% |
800万円〜1000万円 | 5.5% |
1000万円以上 | 3.7% |
上記の表はフリーランス協会による、フリーランスと会社員の実態調査の結果です。ちょっと古いデータですが、業種ごとの割合が記載されている資料が2019年版のものしかなかったのでこちらを参照しました。
一見して低所得層が多いようにも見えますが、年収400万円以上の人も4割近くいることに注目してください。
副業している人の数字も含まれているので、極端に年収が低い人はライター1本というわけではなさそう。
これらのデータから考えると、Webライターは実際には稼げない職業ではない、ということがお分かりいただけたかと思います。
Webライターは稼げないと言われる3つの理由
「Webライターは稼げない」と言われている理由は次の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
単価が低い
Webライターが稼げないいちばんの理由は、単価が低いからです。Webライターの報酬は文字単価制の場合がほとんどで、文字単価の相場は約1円です。実際には文字単価1円に満たない案件も数多く存在します。
副業でお小遣い稼ぎくらいならちょうどいいかもしれないけど、本業にするにはちょっと難しいですよね...
競合が多い
Webライターは稼げないと言われる理由の2つ目は、競合が多くて案件を獲得しづらいからです。
Webライターは専門資格を必要とせず、言ってしまえば誰にでもできる仕事です。そのため未経験者や初心者でも参入しやすく、Webライター人口の増加につながっています。
初心者でもやりやすい仕事だから、僕にもできるかもと思ったけど。同じように考える人はたくさんいるんだなあ
そのようにしてWebライターが増えた結果、現在のWebライターは飽和している状態です。クラウドソーシングの案件には常に募集が殺到します。その中から選ばれるのは非常にハードルが高いでしょう。
また、Webライターが増えたことによって低単価な案件に応募するライターも増えたため、Webライター全体の単価相場が低い理由にもなっています。
作業量が多い
Webライターが稼げないと言われる3つ目の理由は、作業量が多いからです。
Webライターの仕事は執筆だけにとどまらず、執筆前のリサーチや、画像の選定・作成なども業務に含まれます。良い記事を書くためには執筆前のリサーチが重要なので、必要な業務です。
Webライターのおもな仕事
- 執筆前のリサーチ
- 競合調査
- 本文の執筆
- 記事で使用する画像の選定・作成
- キーワード選定や記事の構成などSEO
記事の質は作成前の下準備で8割決まると言われているほど大事です!正直めちゃくちゃ面倒ですが、ここで手を抜かないこと。
Webライターの仕事についてはこちらの記事で詳しく解説してますので、参考にしてください。
Webライターの報酬は基本的に文字単価で決まるので、本文を執筆していない時間が長いほどライターの報酬は低くなってしまうのです。
Webライターとして稼ぎたいなら「コレ」だけ意識せよ!
Webライターとして稼ぎたい人が意識すべきは、たったひとつです。それは、
これだけ。
クライアントにとって、記事を公開する目的は読者をサイトに呼び込み行動してもらう(商品購入やお問い合わせなど)ことです。つまりライターには集客や成約につながるような品質の高い記事の作成が求められているのです。
読まれる記事を作るためにはSEO、商品購入につながる文章はセールスライテインングを勉強しよう!
ただなんとなく文字をならべただけの記事に価値はありませんし、稼ぐことも難しいでしょう。
しかしクライアントの利益につながる価値提供をしっかり行なっていけば高い評価を得られるので、手を抜かずクオリティの高い記事を作りましょう。
Webライターで稼ぐには単価を上げよう
Webライターで稼ぐには、単価を上げる必要があります。
基礎的な文章力を磨く
まずは基本的なライティングスキルを磨きましょう。基本的なライティングスキルとは、「文法」や「語句の意味」「助詞の使い方」などのことです。
文章面での修正が多くなれば、それだけ納品までに時間がかかります。クライアントにとっても自分にとっても時間の消費は避けるべきですので、文章面のミスは無くすように努力しましょう。
クライアントは自分の時間を短縮するために外注している、という意識を持ちましょう!
よりわかりやすい文章を書きたい人は文章の型(テンプレート)を意識しましょう。文章の型はPREP法やSDS法、DESC法などの種類があります。これらの型を使うことで綺麗な文章が書けるようになりますので、ぜひ学習してみましょう。
SEOの知識を身につける
Webライターとして稼ぎたい人はSEOの知識を身につけましょう。
Webライターが執筆した記事はWeb上に公開されます。記事を公開する目的はサイトへの流入・集客です。
そこでSEOを講じて検索順位を上げることができれば、サイトへの流入・アクセスが増加していきます。アクセスが増えれば当然、商品の購入やお問い合わせなどの読者の行動にもつながるので、売り上げにも貢献できます。
Webライターが実施すべきSEO
- クリックされやすい記事タイトル
- メタディスクプリションは丁寧に
- 読者ファーストのコンテンツづくり
- 競合調査
SEOは学習難度の高い領域ですが、ライターとして活動する以上は必須の知識です。SEOの知識があるライターは非常に重宝されるので、がんばってみる価値アリです!
ブログを運営する
ブログを運営することもWebライターとして稼げるようになる方法の一つです。
ブログの運営には多くのスキルが必要です。基礎的な執筆スキルはもちろん、SEOの知識やセールス・マーケティングの知識など、幅広い分野の知識を取り入れることになります。
ブログの運営で身につくスキル
- ライティングスキル
- SEO
- Webマーケティング
- サイトの運営・構築
- デザイン
そのためブログを運営しているライターはクライアントに期待されやすく、単価も上げてもらいやすい傾向にあるのです。
もしブログで 検索上位をとったり、アフィリエイトで収益を生み出したりした経験があるなら積極的にアピールしていきましょう。
アクセスが少ない・収益が出ていない、というブログでも大丈夫。WordPressでの運用経験やSEOライティングなどアピールできる要素はたくさんあります!
専門性を身につける
Webライターがもっとも手っ取り早く単価を上げられる方法は、専門知識を身につけることです。
医療や金融、プログラミングなどきちんと勉強をしないと身につけられない知識は希少価値が高く、単価も上がりやすい傾向にあります。特に資格が必要なジャンルは権威性・信頼性の担保にもなるのでより効果的です。
高単価案件を狙えるジャンル
- 医療
- 金融
- 美容
- 不動産
- 転職
専門資格がなくても、経験があれば専門性があると言ってよいので、これまでに経験したジャンルを展開して専門性を身につけていきましょう。
でも、そんな専門知識なんて持ってないよ...
現在アピールできるジャンルがない人は作ってしまいましょう!勉強しながらライターの仕事もすることになるのでかなりきついですが、半端なく成長できますよ。
僕のおすすめは、プログラミング!実際に僕もプログラミングを勉強した結果、今のライターの仕事にもつながりました。
僕が通っていたZeroPlusというスクールは本当におすすめなので、「なにかスキルを身につけたい!」「ライターとしての武器が欲しい!」という人はぜひ通ってみてください!無料でスクールの担当者に直接お話を聞けるサービスもあるので、興味があれば申し込んでみましょう!
積極的に営業する
単価アップのためには積極的な営業も必要です。
自分から単価の高い仕事を取りに行く姿勢こそ単価アップへの近道。自分の持てるスキルを前面に押し出して、高単価の仕事を狙いましょう。
未経験だと自信がないかもしれませんが、ビビるだけ損です!ガンガンいきましょう
また単発で何件か受注したあとは、継続的な仕事を受けられる取り組みをしていくことも大切です。継続的に依頼がもらえるのはクライアントとの信頼を築けた証。ライターの実績ともなるので、継続案件を積極的に取りにいきましょう。
未経験の方が仕事を探すなら、案件数が多く仕事を探しやすいクラウドソーシングを利用しましょう。
まとめ:ライターで稼ぐのは難しい、でも稼げないわけじゃない!
「Webライターは稼げない」というのは、実際には正しくないことがお分かりいただけたかと思います。
確かにWebライターは、高収入を得ることが難しい職業です。ある程度稼げるようになるためには、それなりのスキルを要します。
しかしきちんと努力を重ね、価値提供をしていけば稼げるようになるでしょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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